銀行カードローンの返済方法と賢い元金の減らし方

更新日:2019/06/28
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銀行カードローンで借りたお金は、決められた返済期日と毎回の最低返済額のルールにのっとって返済していきます。

一括返済もできますが、基本は毎月一度のリボ払いで返済していくので、利息と手数料についてきちんと理解しておかないと数万円規模の損をする可能性が…!

余計なお金を払わなくて済むように、返済方法と利息の仕組みについて詳しく見ていきましょう。

銀行カードローンの返済方法

まずは銀行カードローンの返済方法について解説します。

約定返済と随時返済

銀行カードローンの返済の仕方には2種類あります。ひとつは約定返済(定例弁済)と、もうひとつは随時返済です。

約定返済は毎月一定の日に決められた返済額(約定返済額)を支払う方法で、残高スライドリボルビング方式によって利用残高に応じた最低返済額を支払うのが一般的です。

主に口座振替によって支払います。

一方で随時返済はATMや振込によって、不定期に支払うことができる返済方法です。

約定返済だけでも返済できますが、効率よく返済するには随時返済を活用する必要があります

随時返済は元金の返済に充てられる

約定返済では借入残高に応じた返済額を支払い、その中には利息も含まれています。

たとえば毎月1万円を支払う場合、4,000円が利息、6,000円が元金に充当されるというように利息の返済比率が高いのです。

しかし、随時返済なら基本全ての金額が元金の返済に充てられます。

ただし、随時返済をすることによって約定返済が繰り越される場合などは、利息を含んだ約定返済額との差額分だけが元金に充当されるケースもあります。

返済方法の種類と手数料

銀行カードローンには以下4つの返済方法があります。

  • 口座引落(自動支払い)
  • ATM
  • 銀行振込
  • 店頭窓口

それぞれ詳しく見ていきましょう。

口座引落(自動支払い)

口座引落は約定返済にのみ利用できる返済方法。

本人名義の指定口座(普通預金口座)から毎回の最低返済額が自動的に引き落とされる仕組みで自動引き落とし・自動支払いとも言われます。

登録口座が残高不足でない限りは返済忘れの心配がなくて安心というメリットがあります。

ただし、通帳に返済記録が残るので、実家暮らしの人、恋人と同居している人、既婚者などでカードローンを内緒で使いたい人は要注意ですね。

事前に紙の通帳からWEB通帳に切り替えておけば、通帳を他人に見られるリスクは少し減らせますよ。

大手銀行のカードローンは登録できる口座が限られていますが、ネット銀行なら提携口座も多いので便利です。

ATM返済

atmのイラストATM返済は約定返済と随時返済の両方に使える返済方法。

各銀行の自社ATMのほかに、各銀行が提携するコンビニATMやステーションATM、提携金融機関ATMなどが利用できるので外出先や仕事帰りに利用できて便利です。

口座間ではなく現金での返済なので通帳記録は残りませんが、レシートが残るので気をつけましょう。

基本、返済には所定のATM利用手数料がかかりますが、一部にはATM手数料が無料になる銀行カードローンもあります。

一度に返済できる額は各ATMの1回の入金限度額までなので、複数回に分けて返済をするとその分の利用手数料が損になり、まとまった高額返済には向かない方法です。

銀行振込

銀行振込は約定返済と随時返済の両方に使える返済方法。

インターネットバンキングや電話、各専用ATMから振り込み手続きができます。

また、1円単位で返済できるのがうれしいポイントです。

ネックなのは返済手数料が高くつくところ。

一部の銀行カードローンではインターネットバンキング経由で返済する場合に限り振込手数料が無料になりますが、それ以外は400円程度の手数料が発生するので頻繁に利用するにはいささか不便な方法です。

口座引き落としと同じく通帳に記録が残るため、家族に内緒で借りたい人は注意しましょう。

店頭窓口

一部のカードローンでのみ利用できる返済方法です。

ネット銀行はそもそも支店がないので利用できませんが、それ以外の銀行では主に元金完済後の「無利息残高」を清算するために利用されます。

提携ATMで返済する場合、返済単位が千円単位となることが多いので、残金を完全に一括返済できません。

そのため千円未満の金額が残ることがありますが、この金額を利息がかからない「無利息残高」と呼んでいます。

その返済を銀行の窓口で行うことができます。

利息の仕組みと計算方法

銀行カードローンの返済額には利息額も含まれています。

1回の返済に対して、いくらが元金に充てられ、いくらが利息になっているのかは気になりますよね。

利息の仕組みとその計算方法を見ていきましょう。

利息金額は約定返済額に含まれる

銀行カードローンの利息は、金利をもとに算出されて約定返済額から差し引かれます。

約定返済で返した額の全額が元金の返済に充てられるわけではないので、毎月の返済額のうちいくらが利息の支払いに消えているのかを正しく把握することが返済管理には欠かせません。

約定返済の返済金の充当順位

返済金をどれに充当するのかには次のルールがあります。

1位:手数料
2位:利息
3位:元金

約定返済では上記の順番に充当されます。

利息の計算方法

カードローンを含むローンの利息は残高に対して1日単位で発生します。

たとえば年14.5%の利率で借入金額50万円の場合、借入期間30日間では以下の利息がかかります。

50万円×14.5%÷365日×30日=5,958円

一般的な計算式にすると次のように表すことができます。

残高×年利÷365日×借入日数=借入利息

実際に返済金額や返済総額がどれくらいになるかは、各カードローンの公式ページで返済シミュレーションができるのでそれを利用して調べてみましょう。

延滞の影響と対策

チェックポイントを示すりん先生

銀行カードローンの返済を延滞してしまった場合、どうなるのでしょうか?

延滞によるペナルティや延滞しないためのコツを紹介します。

延滞した場合のペナルティ

カードローンの返済を延滞すると下記のようなペナルティがあります。

一時的な利用停止
個人信用情報機関への情報登録
遅延損害金の発生
長期延滞は強制解約と事故登録

カードローンの返済を延滞すると延滞を解消するまでは、新規の借入ができなくなる一時的な利用停止状態となります。

延滞したという情報は個人信用情報機関にも記録されるので、他社が情報照会した場合に延滞の事実が参照されます。

特に3か月以上の延滞は、その後5年以上他社でも新規の申込ができなくなり、既存のカードローンは強制解約・一括請求されることになります。

遅延損害金の計算

延滞が発生すると最大で年20.0%の遅延損害金が請求されます。

銀行カードローンは年14.5%の金利が標準ですが、それよりも高利の利息が延滞解消まで続くので経済的にも大きなペナルティとなります。

年14.5%の金利では50万円を借りて30日間で5,958円の利息でしたが、年20.0%では8,219円となるのでなるべく早く延滞を解消しましょう。

延滞しないためのコツ

笑顔の先生カードローンの延滞しないために、まずは給料日の直後に引落日を設定しましょう。

引落日が休日のときは、自動引落しは翌金融機関営業日に行われますが、余裕を持って前営業日までに準備することも大切ですよ。

自営業なら、最も仕事のお金が振り込まれる日の後に返済日を設定してください。

また、カードローンの返済金額は借入残高が増えると連動して増えるシステムなので、常に請求金をチェックしておくことが重要です。

どこの銀行カードローンでも会員の専用サイトが準備されていて、利用明細書や請求内容の確認、利用限度額、残高照会がいつでもできるので活用しましょう。

返済に困ったときの窓口

返済に困ったときは下記の各カードローンの窓口に連絡して相談することが大切です。

特に延滞することがはっきりしていれば、返済日前に必ず相談するようにしてください。

カードローン名   問い合わせ窓口
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック 0120-76-5919
(平日9:00~21:00、土・日・祝日9:00~17:00(12/31~1/3を除く))
三井住友銀行カードローン  0120-200-442
受付時間:平日9:00~17:00 (12月31日~1月3日と5月3日~5日は除く)
みずほ銀行カードローン  0120–324–462
受付時間:月曜日~金曜日 9時00分~19時00分 ※12月31日~1月3日、祝日・振替休日は除く
楽天銀行カードローン  0120-730-115
受付時間 平日9:00~17:00 携帯電話・PHSからも利用可能

返済しやすい銀行カードローン

銀行カードローンを延滞しないためには返済しやすいカードローンを選ぶことも大切です。

返済のしやすいカードローンとしておすすめなのは、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」です。

バンクイックは返済に関して以下のメリットがあります。

約定返済日は自由に指定日を選べる
月々の約定返済額が安価
返済日直前にお知らせメールがある
口座引落しもATMも手数料無料
返済日の15日前までなら任意返済扱いになる

約定返済日は自由に指定日を選べる

カードローン名  約定返済日 
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」  毎月指定日、又は35日ごと 
みずほ銀行カードローン  毎月10日 
楽天銀行カードローン  毎月1日、12日、20日、27日から指定 
りそなプレミアムカードローン  毎月5日 

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、自分で自由に月1回の約定返済日を選ぶことができます。

その他のカードローンでは返済日が固定されているものや、3~4種類の指定日から選ぶ形が多く、自分で好きな日付を選べるカードローンは多くありません。

そんな中、バンクイックは自分で返済のしやすいタイミングを返済日に指定できる上に、返済日の変更も可能なのです。

月々の約定返済額が安価

カードローン名  最低返済額 
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」  2,000円~(借入残高10万円以下) 
みずほ銀行カードローン  10,000円~(借入残高1万円~50万円) 
楽天銀行カードローン  2,000円~(借入残高10万円以下) 
りそなプレミアムカードローン  10,000円~(基準貸越残高1万円~50万円) 

バンクイックの月々の約定返済額は、借入残高によって変動します。

そして、気になるその最低返済額は2,000円~(借入残高10万円の場合)なので、毎月の返済が苦になりにくいカードローンと言えそうです。

ただし、最低返済額だけで返済を続けていると、返済期間が延び、返済総額も増えてしまうので、随時返済も含めた返済計画を立ててから利用するようにしてください。

返済日直前にお知らせメールがある

インターネットのイメージバンクイックには、返済日の3日前に返済日を教えてくれるサービスがあります。

万一返済日を忘れてしまうようなことがないので、バンクイックを利用するときは、メールアドレスを登録しておきましょう。

口座引落もATMも手数料無料

バンクイックでは、口座引落による返済でも提携ATMによる返済でも、手数料が発生しません。

ATMの利用手数料は元金よりも先に充当されるため、わずかとはいえ元金が減るスピードを遅くさせてしまいます。

その手数料が無料というのは、利用者にとって大きなメリットになります。

返済日の15日前までなら随時返済扱いになる

指定した返済日の15日前までに返済を行うと、随時返済の扱いとなり、元金に充当されます。

その分返済期間も、利息負担も少なくすることができるので、積極的に随時返済をしていきましょう。

ただし、随時返済をしたからといって約定返済がスキップされるわけではないので、約定返済日に返済することを忘れないようにしてくださいね。

まとめ

銀行カードローンの返済方法は消費者金融の返済方法と大きな差はありません。

しかし、銀行ならではの金利設定をしているため、消費者金融で借り入れたときよりも返済スピードは速くなるでしょう。

だからといって、毎月の約定返済だけで返済を続けていると、利息が膨れ上がって大きく損してしまう恐れがあります。

約定返済と臨時返済の両方を活用した計画を立てて、返済していくようにしましょう。

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