楽天銀行カードローンに申し込むときの必要書類提出はアプリが便利
楽天銀行カードローンはネット銀行ならではの金利で入会しやすい銀行カードローンとして人気が高いローン商品です。
楽天銀行以外の銀行口座を返済口座にして、口座振替ができるという点でも利用者にとってメリットがあります。
しかし、入会申込みをするときに「必要な書類を送付するのが面倒」と感じたことはないでしょうか?
楽天銀行カードローンに申し込むときに必要な書類は一体何があるのでしょうか?
今回は、楽天銀行カードローンの申込に必要な書類と、アプリを使ったカンタンに書類提出できる便利な方法を紹介します。
楽天銀行カードローンの申込に必要な書類
まずは楽天銀行カードローンを申し込むときに必要な書類を紹介します。
本人確認書類は提出必須
楽天銀行カードローンに限らず、すべてのカードローンやクレジットカード、金融機関の口座開設でも必要な書類が、カードローン申込者の本人確認書類です。
カードローンの申込みに本人確認書類が必要な根拠は、通称「本人確認法」で定められているからです。
本人確認法は犯罪による収益の洗浄、つまり「マネーロンダリング」を防止するために、定められた法律です。
例えば麻薬売買などで得た資金を、口座を転々とさせることで資金の出処などをわからなくするのがマネーロンダリングです。
そのため本人確認法では匿名で銀行口座を作ることをできなくし、ローンやキャッシングによってお札を入れ替えることをできなくしています。
つまりカードローンを作るときに本人確認書類が必要なのは、カードローンを発行している消費者金融や銀行の都合ではなく、法律で定められているからなのです。
楽天銀行カードローンでは収入証明書提出は必須
カードローンを申し込むときに収入証明書が必要な場合は、一般的にカードローンの利用限度額が50万円を超えるときと、他社残高を含めて100万円を超えるときとなります。
この条件は貸金業法の規制対象となっている貸金業者(消費者金融会社やクレジット会社などのノンバンク)では必須となっています。
しかし貸金業法の規制を受けない銀行カードローンの場合は、200万円や300万円を超えた場合に収入証明書が必要というケースもありました。
しかし現在では銀行カードローンも自主規制により貸金業法と同じ基準とするカードローンが増えています。
ただし楽天銀行カードローンでは収入証明書の提出は、希望利用限度額が50万円以下でも必須です。
他社と同じように考えて収入証明書を提出しないと、提出し直しなどで時間がかかるので最初から準備しておきましょう。
本人確認書類として認められるもの
楽天銀行カードローンでは、本人確認書類としてどのような書類が認められているのか詳しく解説します。
提出可能な本人確認書類
楽天銀行カードローンでは運転免許証や健康保険証はもちろん、以下の書類が本人確認書類として提出することができます。
【本人確認書類】
以下(1)(2)のいずれか
(1)以下のうち1点
■住民票の写し(原本)
■印鑑登録証明書(原本)
(2)以下のうち2点
■運転免許証(裏面に変更情報がある場合、表面及び裏面)の写し
■健康保険証(お名前、生年月日、ご住所欄)の写し
■パスポート(日本国内で発行のもの。顔写真および所持人記入欄)の写し
■その他当行が指定する本人確認書類
※本人確認書類が1点の場合、当該本人確認書類に加え、申込登録住所が記載された納税証明書または税金の領収書、社会保険料や公共料金の領収書(発行日または領収日が3ヶ月以内)のうち、いずれか1点が必要となります。
※本人確認書類に記載の住所が申込登録住所と相違する場合、当該本人確認書類1点に加え、申込登録住所が記載された納税証明書または税金の領収書、社会保険料や公共料金の領収書(発行日または領収日が3ヶ月以内)のうち、いずれか2点が必要となります。
続いて、上記の中ではあまり聞き馴染みのない住民基本台帳と個人番号カードの詳しく取得方法などについて解説します。
住民基本台帳とは
住民基本台帳カード(住基カード)は個人カードが発行されるまで、市区町村が個人の公的な身分証明書として発行していたカードです。
氏名・住所・生年月日などが記載されているカードで、顔写真付きと顔写真なしがあります。
楽天銀行カードローンでは顔写真付きが本人確認書類として認められています。
ただし個人カードの発行とともに住基カードの発行は中止されているので、新しく発行することはできません。
これから発行したい人は個人番号カードを申請しましょう。
楽天銀行カードローンで住基カードが提出できる人は、有効期限の残っている住基カードをすでに持っている場合に限られます。
個人番号カード(マイナンバーカード)とは
個人番号カードは市区町村が発行する公的な身分証明カードで、住基カードに代わって現在発行されています。通称はマイナンバーカードです。
個人番号カードが発行されている人は住基カードを持っていないので、楽天銀行カードローンの本人確認書類4と5は、「住基カードまたは個人番号カード」となります。
マイナンバーが通知されたときに通知カードと同封された申請書に、顔写真を貼付して郵送することで個人番号カードが発行されます。
直接カードが届くわけではなく交付場所を記載したはがきが届くので、交付場所で受け取り、暗証番号なども登録します。
詳しくはマイナンバー総合サイトで確認しましょう。
収入証明書類として認められるもの
楽天銀行カードローンで収入証明書として認められているのは以下の書類です。
・源泉徴収票
・給与明細書
・課税証明書
●自営業・個人事業主
・課税証明書
・確定申告書
サラリーマンやOLなどの給与所得者と自営業者では収入証明書として認められる書類が異なります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
給与所得者が提出可能な収入証明書
会社勤務で給与をもらっている人はパート・アルバイトも含めて、源泉徴収票・給与明細書・課税証明書のいずれかの写しを提出します。
源泉徴収票
「源泉徴収票」は1年以上勤務していないと発行されない給与を支払っている企業または事業者が発行する証明書です。
源泉徴収票には1月1日から12月31日までに支払われた給与等の支払金額や源泉徴収税額、所得控除後の金額などが記載されています。
給与所得者の年収は税引き前の支払い金額となるので、申込書に年収を記入する場合は注意しましょう。
給与明細書
「給与明細書」は月々の給与が振り込まれるときに交付される明細書です。
楽天銀行カードローンでは何ヶ月分必要ということは記載されていないので、直近1ヶ月分~2ヶ月分のコピーを提出するといいでしょう。
給与明細書で年収を計算する場合は、給与の総支給額を12倍します。
賞与も支給されているのであれば、賞与明細書も同時に提出すると正確な年収を証明できます。
課税証明書
「課税証明書」には所得税と住民税の課税証明書がありますが、給与所得者の場合は住民税の課税所得証明書を市区町村に申請して取得しましょう。
課税証明書には給与所得と給与収入の金額が記載されていますが、年収としては給与収入の金額になるので間違えないようにしましょう。
自営業者が提出可能な収入証明書
給与所得ではなく毎年確定申告によって所得税を納付している個人事業主は、課税証明書と確定申告書を収入証明書として提出できます。
課税証明書
課税証明書は所得税でも住民税でもかまいませんが、税務署で発行している納税証明書をおすすめします。
税務署で発行する納税証明書はその1~その4までの4種類ありますが、所得金額を証明するのは「その2」なので間違えないようにしましょう。
確定申告書
また毎年提出している確定申告書の写しも収入証明書として提出可能です。
税務署に提出するときは確定申告書のコピーも持参して必ず受付印を押してもらいましょう。
収入証明書として金融機関に提出する場合は受付印が必要となります。
所得証明書よりも確定申告書を提出したほうが、減価償却費や所得控除金額なども所得としてみなされる可能性があるのでおすすめです。
書類の提出はアプリがカンタンで便利
必要書類の提出方法としては郵送もありますが、スマホからの申し込み方法の場合はアプリで送信できるので、郵送時間がかからずカード発行が早くなるメリットがあります。
申し込み手続きや契約手続きも簡単にできるので、スマホを使ったインターネット申し込みがおすすめです。
なおアプリではカードが手元に届いてからも借入残高、融資可能限度額などの確認も簡単にできます。
アプリからの必要書類送付方法
アプリからの必要書類送付は以下の手順で行います。
1.アプリのダウンロード、起動
まずはアプリをダウンロードして起動してください。
2.「書類を送る」を選択
アプリを起動したら書類を送るを選択して下さい。
申込書類を送る際にログイン手続きやログインを行う必要はありません。
3.「スーパーローン申込」を選択
つづいて、申込画面を選択する画面になりますので、スーパーローン申込を選択します。
4.受付番号(7桁)と生年月日を入力
お客様情報を入力する画面に売るので、7桁の受付番号と生年月日を入力しましょう。
なお、受付番号は審査開始後に届く「書類送付お手続きのお願い」メールに記載されています。
5.送付する書類を選択
受付番号と生年月日が認証されると、送付する書類の選択画面が表示されます。
送付する確認書類を選択してください。
6.送付する書類を選択して「次へ」をタップ
送付する書類を選択して「次へ」をタップすると、撮影が開始します。
7.ぼやけたり反射したりしないようはっきりと撮影
書類がぼやけたり反射したりしないようはっきりと撮影しましょう。
影が映りこんだり、小さすぎたりすると再提出を求められることがあります。
端が切れていたり、画像が明るすぎたり暗すぎたりしてもダメなので、撮影は慎重に行ってください。
文字が判別でき、必要情報がすべて撮影されていることを確認して送付をすれば完了です。
必要書類撮影のコツ
必要書類を上手に撮影するためのポイントは以下のとおりです。
書類は雑誌など立てかけてその前において、背景を白黒の単色にしないこともポイントです。
立てかけることで反射や影の映り込みを防止できます。
フラッシュとオートエクスポージャー(AE)、オートフォーカス(AF)をオフにすることで、ぼやけたり、小さすぎたり、明るさが上手くいかなかったりする状態がクリアできます。
確定申告書のように大きな書類は、上下や左右に3枚に分けて撮影するようにしましょう。
ただし一度に送付できる画像は2枚までなので2回に分けて送付する必要があります。
分けて撮影する場合は間が切れないように重複する部分を作って撮影してください。
送付前には、自分で画像を拡大して、文字が読めるかどうかを確認するようしましょう。
文字が読めない状態で必要書類を送ってしまうと、またイチから撮影をし直すことになるので、かなりの時間ロスです。
確認を怠らないようにして下さい。
まとめ
楽天銀行カードローンは返済方法や借入方法も豊富で、消費者金融カードローンに比べると低金利というメリットもあります。
しかし他社のカードローンと同じように、必要書類を送付するという面倒な手続きは、勤務先への在籍確認の電話連絡と同様に避けることができません。
ただし、なるべく簡単に送付できる方法があるのでそれを活用しましょう。
楽天銀行カードローンに申し込むときに必要な書類は、本人確認書類と収入証明書類の2種類です。
これらの書類を用意できたら、楽天銀行カードローンのアプリを使って提出してください。
郵送で提出する方法もありますが、アプリの方が審査スピードも早くなり、融資までのスピードも早くなります。
アプリで提出する場合、必ず原本を撮影する必要があるので、お忘れなく。