三井住友銀行カードローンは専業主婦では利用できないのか調査
専業主婦の方の中には、「今月も家計がキリキリ!あと少しお金に余裕があれば…」と感じたことのある人が結構いらっしゃるのではないですか?
そんなとき、三井住友銀行カードローンのCMが流れたりすると、「専業主婦の私でも借りられるのかな」とふと思うこともあるでしょう。
三井住友銀行カードローンは、借入残高に応じて最低2,000円から返済できるカードローンとして高い人気を誇ります。
しかし、自分も使ってみたいと思ってもなかなか人には相談できないですよね。
そんな専業主婦さんのために、今回は三井住友銀行カードローンを専業主婦が利用できるのかを調査しました。
ちょっとおせっかいな内容になっていますが、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
三井住友銀行カードローンは専業主婦では利用できないの?
結論から言うと、三井住友銀行カードローンが専業主婦では利用できません。
なぜ専業主婦は利用できないかの理由を、三井住友銀行カードローンの申込条件とともに解説していきます。
三井住友銀行カードローンの申込条件
まずは三井住友銀行カードローンの申込条件を確認してみましょう。
専業主婦が三井住友銀行カードローンを利用意できない理由は、この2番目の「申込者本人に安定した収入が必要」という事項に、専業主婦は該当しないためです。
あくまで「申込者本人の収入」が必要になるため、基本的に無収入の専業主婦は条件を満たせません。
例え配偶者の収入が安定、かつ高収入でも申込条件を満たせないため、三井住友銀行カードローンが利用できないのです。
なぜ本人に安定した収入が必要なのか
カードローンの返済は、借入残高に応じて決まった金額を毎月返済していく約定返済が基本です。
例えば収入が安定せず、今月はたくさん収入があるけど来月は0円という人が、毎月決まった金額を返済に充てられるのかどうか…。
審査担当ではない素人でも疑ってしまいますよね。
逆に安定した収入が続いている方なら、あらかじめ何にいくら必要かを計画しやすくなります。
だから、カードローンでお金を借りるには本人の安定した収入が必要になるのです。
【ちょこっと勉強!】総量規制と銀行カードローン
カードローンの利用を検討しているときに、「総量規制」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
なんとなく「決められた金額までしか借りられない制度」というイメージがあるけれども、具体的に何を指しているかはあまり知られていません。
ここで、総量規制とは何かと、総量規制と銀行カードローンとの関係を見ておきましょう。
総量規制とは「消費者金融」が対象
総量規制とは、貸金業法で定められた「申込者の年収の1/3を超える金額を融資してはいけない」という取り決めを指します。
返済能力のない申込者などへの過度の貸付を規制する目的で作られた法律です。
総量規制に則れば、専業主婦が申込者本人の場合収入がないため、専業主婦は総量規制対象のカードローンを利用できないことになります。
なお、貸金業法の対象となるのは消費者金融のカードローンなどです。
銀行は総量規制並みの自主規制がある
銀行は総量規制のある貸金業法ではなく、銀行法にのっとって融資を行っています。
けれども、銀行でも多重債務者を増やさないために総量規制並みの自主規制を行っているのです。
実際に平成30年1月に全銀協の行った「銀行カードローンに関する消費者意識調査」では、銀行カードローンから借り入れている人の多くが年収の1/3程度の借入金に収まっているという結果が出ています。
専業主婦がお金を借りる方法
消費者金融では総量規制があり、銀行では総量規制と同等の自主規制を行っているため、専業主婦はいずれからもお金を借りるのが難しいと分かりました。
そこで、専業主婦がお金を借りる方法としては、「配偶者貸付」があります。
配偶者貸付の概要と、利用する方法を解説します。
配偶者貸付とは
配偶者貸付とは、配偶者(夫)の年収によって決められた額を借り入れることです。
配偶者貸付が利用できるカードローンに申し込みを、申込者が専業主婦でもお金を借りられます。
配偶者貸付は相手の許可が必要
ただし、配偶者貸付の利用には配偶者の許可証が必要になります。
よって、「自分で使う分を夫に内緒で配偶者貸付を申し込む」といったことはできません。
配偶者貸付の利用を検討しているのなら、「家計がピンチの時だけ使う」など夫婦間で約束事を決め、夫の許可を得てから申し込むようにしましょう。
楽天銀行カードローンなら専業主婦の申込OK
専業主婦も申し込めるカードローンのひとつが「楽天銀行カードローン」です。
楽天銀行カードローンに問い合わせたところ、以下のような回答が得られました。




楽天銀行カードローンは、配偶者貸付ができるため、現在のところ専業主婦でも申し込めるようになっています。
夫名義で勝手に申し込むのは厳禁
カードローンの申込は必ず申込者本人が行う必要があります。
よって、夫の名義で勝手にカードローンの申込はできません。
仮に申し込んだとしても、在籍確認の電話が夫の勤務先に入るなどで迷惑がかかりますし、内緒で申込をしてもほぼバレます。
バレると夫婦関係に亀裂が入るなど、取り返しのつかないことになる可能性が高いです。
夫を騙って勝手にカードローンの申込をするのは絶対にやめましょう。
専業主婦の資金調達方法
配偶者貸付が利用できるカードローンがあっても、当然夫の許可がなければ利用できません。
ただ、例えカードローンが利用できなくても専業主婦が資金調達する方法はたくさんあります。
パート・アルバイトを始める
一般的な方法として、パート・アルバイトを始める方法があります。
家族が学校や仕事に出かけている間の短時間働く人も多いですが、逆に子供がある程度手を離れたら、土日や夕方の時間帯に働くといった選択肢も選べるでしょう。
パート・アルバイトの中でも「土日営業していない職種」「子供の病気や長期休暇に合わせて休みが取れる職種」など、働きやすい環境の仕事を見つけるのがポイント。
また、自分自身の体を壊さないようにできる範囲で働く、家事や育児は夫婦や家族で分担といった取り組みも必要です。
パート・アルバイトでも収入があれば三井住友銀行カードローンを利用できる
なお、三井住友銀行カードローンの利用条件である「安定した収入がある」のは、職種は問いません。
つまり、パート・アルバイトでも安定した収入がある人なら利用できることになります。
隙間時間でできる在宅ワークを始める
在宅ワーク、というと「内職」のイメージがありますが、今はインターネットの普及で空いている時間に気軽にできる在宅ワークもあります。
子供がまだ小さい人などでなかなか家を空けられない、外に働きに行くのは現実的でない場合は在宅ワークがおすすめです。
在宅ワークには色々な種類がありますが、気軽なのがポイントサイトやアンケートサイトです。
任意のメールマガジンなどを読んで最後にURLをクリックするだけでポイントがもらえる、アンケートに答えるとポイントがもらえる、などです。
ただし、中には「商品を購入したらポイントがもらえる」「サービスを申込したらポイントがもらえる」といったサービスを利用したところ、ポイントの支払いが受けられなかった、といったケースもあります。
特に近年ではポイントサイトやアンケートサイトを含めて、ネットビジネスに関するトラブル相談が消費者センターで増えている実態もあります。
必ず信頼と実績のあるサイトを選んで利用するのが重要です。
大きな収入をまとめて得ることはできませんが、小さなことを空いている時間でコツコツ積み重ねて収入を得たい人に向いています。
また、初期投資がほぼ必要ないため気軽に始められるのもメリットです。
不用品を売却する
家にある不用品を売却して資金調達する方法です。
不用品を売却する方法は以下の3つがあります。
フリマアプリやオークション
いらなくなったものをインターネット上で売買取引するシステムを利用する方法です。
購入相手と自分自身でやりとりしたり、発送したりする手間がありますが、いつでも気軽に出品できたり、高額で売却しやすかったりといったメリットがあります。
フリマアプリやオークションでは、利用手数料を取られるデメリットがありますが、その分だけ取引相手から得たお金を確実に回収できる、出品のステップが簡単などのメリットも。
フリーマーケットやバザー
実際のフリーマーケットやバザーに参加して不用品を売却する方法です。
休日などに安い出店料で参加できるイベントがあれば活用してみましょう。
値切り交渉を楽しんだり、人と接しながら楽しく売却したりしたい人向けです。
搬入の手間がある、出展募集が随時あるわけではないといったデメリットがあります。
特技を活かして「プチ起業」する
インターネットのサービスを活用し、自分の腕で資金を稼ぎ出す方法です。
クラウドソーシング
フリーランスとして活躍するライターやデザイナー、プログラマーやエンジニアが仕事を求める方法として「クラウドソーシング」の利用があります。
文章を書くのが好き、デザイン会社で働いていた、サイトが作れる…などの特技があれば、クラウドソーシングを使って在宅仕事を得られるようになるでしょう。

例えば、マネドリ編集部でも実際にフリーランスでライターをしている主婦がいます。
家族が不在の日中昼間を軸に仕事をしつつ、休みや家族との時間、子供の行事やイベントの休みも自分で自在に決められるのが最大のメリットです。
時間と場所を選ばず仕事が得られるため、自分で仕事量の調整や時間管理、営業活動ができれば腕を使って稼げます。
職人系
何かを作るのが好きな専業主婦の人が、商品として作ったものを売り出す方法です。
クラウドソーシングと同じように、今は自分が作ったイラストやスタンプ、アクセサリーや洋裁などのハンドクラフト製品を出品できる場所も多くなりました。
趣味と実益を兼ねてコツコツ何かを作るのが好きな人に向いています。
人気のクリエイターになれば、注文が殺到して安定的な収入を得られるようになるでしょう。
売れっ子系
インターネット上で自己表現できるSNSや動画サイトで話題となり、それがきっかけで収入減を得る専業主婦もいます。
育児ブログがおもしろくて評判になり書籍化、料理動画が話題を呼び人気YouTuberに、などです。
楽しみながら収入を得たい人におすすめの方法ですが、インターネット上でのリテラシーを守ったうえでの利用をしないと、炎上の可能性があります。
まとめ
三井住友銀行カードローンは、残念ながら本人に安定した収入のない専業主婦の方では利用することができません。
どうしてもカードローンがという場合には、配偶者の許可を得てつかえる配偶者貸付が利用可能な楽天銀行カードローンなど、その他の銀行カードローンを検討してみてください。
どうしてもお金が足りないという場合、もちろんですがカードローンだけが選択肢ではありません。
主婦業に支障のない範囲でできるパートやアルバイト、または不用品をフリマアプリで売却するなんて方法もあります。
パート・アルバイトで半年ほど安定した収入が得られるようになれば、三井住友銀行カードローンへ申し込むこともできます。
様々な選択肢の中から、自分に合った方法を検討するようにしましょう。