アコムのビジネスサポートカードローンを詳しく解説
テレビCMやポスター広告などの効果もあり、アコムが会社員やアルバイトに向けてカードローンで融資してくれることは一般的に知られています。
ところが、通常のカードローンとは 別にアコムが提供している「個人事業主向けのビジネスサポートカードローン(ビジネスサポート)」については、初耳の方が多いのではないでしょうか?
今回は、そんな方に向けて「誰でも利用できるの?」「通常のカードローンとは何が違うの?」など、アコムのビジネスサポートに対する疑問を解決いたします。
ビジネスサポートは自営業者専用ローン
アコムのビジネスサポートは誰でも利用できるわけではありません。
利用条件は以下の4点です。
ビジネスサポートの利用条件
- 満20歳以上の方
- 法人ではない自営業の人
- 業歴1年以上の人
- 確定申告を1回以上おこなっている人
以上4点からわかるように、会社員や法人化している会社代表者はビジネスサポートが利用できません。
個人事業主の方でも、アルバイトやパートなどの社員を1人でも雇っている場合は利用できないので注意してください。
社員を雇っていない個人事業主の方であれば、誰でもビジネスサポートが利用できます。
会社員や法人代表者の方でも、元々アコムのカードローンを利用していて、途中で個人事業主になった場合は、審査を通して通常のカードローンからビジネスサポートに切り替えられますよ。
融資額 | 1万円~300万円 |
---|---|
貸付利率 | 年12.0%~18.0% ※限度額100万円以上なら年12.0%~15.0% |
資金使途 | 自由 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
遅延損害金 | 年20.0% |
返済期間 返済回数 |
最終借入日から最長8年7ヶ月(1~89回) |
ビジネスサポートは総量規制対象外&利用使途自由
通常のカードローンとおなじく、ビジネスサポートには3つのメリットがあります。
- 即日融資可能
- 利用限度額内であれば繰り返し利用可能
- 30日間無利息サービス
加えて、アコムのビジネスサポートを利用するメリットは、総量規制対象外であることです。
消費者金融は総量規制が適用される貸金業者にあたるので、本来であれば、わたし達がお金を借りるときには借りられるお金の上限額が年収の1/3までに制限されてしまいます。
しかし、個人事業者向けローンであるビジネスサポートは例外的に総量規制が適用されないので、あなたの年収1/3を超えた金額を借りることができるのです。
事業資金としてお金を借りようと思っているのなら、借りられる金額の規制がない方が良いので、総量規制対象外は借主にとって大きなメリットと言えます。
また嬉しいことにビジネスサポートの資金使途は自由!
商品名に「ビジネス」とあるので、事業資金にしか使えないのかと勘違いしそうにもなりますが、生活費の補填にも利用できます。
収入の安定が難しいフリーランスなどの個人事業主にとっては利用しやすいローンといえます。
もし、希望借入額が年収の1/3以内でよければ、通常のカードローンを利用することも可能です。
ビジネスサポートを申し込むのか、通常のカードローンに申し込むのかは、次に紹介するそれぞれの特徴を参考に検討しましょう。
アコムの通常カードローンと比較
アコムのビジネスサポートとアコムの通常カードローンとは何がどう違うのか、比較しましょう。
カードローン | ビジネスサポート | |
---|---|---|
融資額 | 800万円まで | 300万円まで |
金利 | 年3.0%~18.0% | 年12.0%~18.0% |
利用条件 | 満20歳以上で継続した安定収入がある方 | 満20歳以上で業歴1年以上の個人事業主 |
借入の所要時間 | 最短即日 | 最短即日 |
申込方法 | WEB電話、店頭窓口、自動契約機、郵送 | WEB、電話、店頭窓口、自動契約機、郵送 ※アコムのカードローン利用中なら電話申込 |
契約方法 | 同上 | 店頭窓口、自動契約機、郵送 |
必要書類 | 本人確認書類、収入証明書類※希望額を50万円以下なら原則不要 | ■契約額100万円以内 本人確認書類、収入証明書類 ※希望額を50万円以下なら原則不要 ■契約額100万円超 本人確認書類、直近1期分の青色申告決算書写し、または直近1期分の白色申告収支内訳書写し |
どちらとも、店頭窓口もしくは自動契約機で申し込み~契約した場合、手続きがスムーズにいけばその場でローンカードを発行してもらえます。
必要書類の提出方法は、いずれのローンもアプリでのアップロード提出とFAXとの2種類が選べます。
比較してみると融資限度額が高く、金利が低く、必要書類も準備しやすい通常カードローンの方が申し込みしやすいことが分かると思います。
しかし、前項で説明したように、通常のカードローンは総量規制対象であるため、いくら融資限度額が高くても年収の1/3を超えた金額を借りることはできません。
このことから、年収に関係なく融資を受けたい方にはビジネスサポートが、少額融資で構わないから手軽に急ぎで借り入れたい方には通常のカードローンが、それぞれ最適でしょう。
アコムでは通常のカードローンもビジネスサポートも即日融資OKです。
など
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ビジネスサポートの審査通過ポイント
金融機関にとって自営業者は「収入が安定していない」「返済能力がない」と思われやすいため、審査は慎重におこなわれます。
審査通過のポイントとなるのは「信用情報がクリーンであるかどうか」ということ。
元々金融機関にとってイメージの良くない自営業者は、クリーンな信用情報を保ちつつ利用実績を積み重ねることで信用力をアップできるのです。
信用情報とは、カードローンやキャッシングなどの借入履歴や返済履歴、年収や勤務先などの属性情報のことです。
一般的に返済遅延などの金融事故履歴があると金融機関からの信用を得にくいとされていますから、心当たりのある方は要注意です。
信用情報はCIC・JICC・全銀協という3つの信用情報機関で管理されています。
請求すればいつでも開示できますから、登録内容が不安な方は一度確かめてみましょう。
ビジネスサポート審査通過のための3つのポイント
ビジネスサポートの審査をパスするためにしておいた方が良いことを3点お伝えします。
【1】借入希望額は控えめに申告する
「返済能力のある人に返済してもらえる金額を貸す」という金融機関の考え方があるので、借入希望額を業績や収入に見合わない金額にすると、審査をパスする可能性は低くなると考えられます。
【2】固定電話をひいておく
在籍確認とは、申込者が申告した職場情報が事実であるかどうかを確かめるための作業です。
通常は申込者の職場への電話連絡によっておこなわれます。
個人事業主の場合、自宅で仕事をされる方も多く、仕事用には携帯電話しか持っていないという方が少なくないでしょう。
しかし、住所特定ができないという特性上、携帯電話は在籍確認には利用できません。
在籍確認がとれなければ審査には通過できないため、固定電話をお持ちでない個人事業主の方はビジネスサポートを利用できない可能性があるのです。
固定電話があれば、「その場所で従事しているのだな」と分かりますし、固定電話を引く金銭的余裕があるとも受け取られ、審査をパスできる可能性が上がります。
もし固定電話を引くのが難しい場合には、そのことをアコムに相談してみてください。
柔軟な対応が売りのアコムでは、業務実態を証明できる書類を提出することで例外的に在籍確認をパスさせてもらえる可能性があります。
【3】他社借入は完済orおまとめする
複数社に借金の返済義務あると、借入件数の分だけあなたの返済能力は分散されてしまいます。
返済能力の評価を上げるためにも、すでに他社でお金を借りている人は他社借入分を完済、あるいは1本化しておきましょう。
個人事業主は返済能力が低いと思われている事実を知り、「返済能力のある人に返済できる分を貸す」という金融機関の審査ポイントに見合う状態を作り上げておくことが大切です。
良い業績を保つことも大切
当然ですが、業績が良い方が審査をパスできる可能性は高いです。
業績が悪いからといって申し込みできないわけでも審査を絶対にパスできないわけでもないですが、貸す側の気持ちを考えれば業績が良いに越したことはありません。
ただ、即日融資が可能ということは審査結果が分かるのが早いわけですから、低金利の日本政策金融公庫やビジネス専用ローンに申し込むよりかは早く結果が分かるので、審査をパスできなくても次の方法をすぐに考えられるというメリットもあります。
日本政策金融公庫は融資までに1ヶ月かかることがありますし、ビジネス専用ローンは借りたお金を事業資金以外には使えませんし、銀行カードローンにいたっては借りたお金は事業資金には使えません。
個人事業主の審査が慎重であることは事実ですが、まずはアコムのビジネスサポートに申し込むことが先決だと思います。
契約後の利用方法
契約後のビジネスサポートの借入方法と返済方法をご紹介します。
借り入れはローンカードを使ってアコムATM、もしくは提携ATMから出金できます。
指定する銀行口座へ振り込みも可能ですのであわせてご検討ください。
返済方法は口座振替とATM入金の2つがあります。
返済の基本ルールは月に1回のリボ払いですが、ATMからはいつでも繰り上げ返済できます。
借入前には返済日や返済額をきちんと確認しておきましょう。

まとめ
アコムのビジネスサポートをご紹介しました。
個人事業主は1人でビジネスを成功させなければいけないので、資金調達も1人で考えなければなりません。
しかし、収入が安定していないときの焦りは禁物です。
焦って借りやすい闇金に手を出してしまい、今以上に苦しい生活を余儀なくされることは避けたいのです。
今回ご紹介したような、大手消費者金融のアコムが個人事業主に向けたローンを提供していると知っていることが、危険な借入をしない方法の1つでもあると思いますので、お金を借りる際には是非ご検討ください。