アコムで専業主婦(主夫)はキャッシングすることができる?

更新日:2019/05/17
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専業主婦(主夫)はクレジットカードであれば世帯収入で判断するので申し込みが可能ですが、消費者金融のアコムではどうでしょうか?

キャッシングやカードローンでは返済能力を判断するために申込者本人に継続的な収入が必要というのが審査の基本です。

消費者金融は貸金業者として貸金業法にのっとって運営しており、その中には年収の1/3が貸付金額の上限という規制があります。審査判断なども含め、アコムでは専業主婦(主夫)の対応をどうしているのかを解説します。

アコムの専業主婦(主夫)への対応は?貸金業法との関係

まずはアコムの公式ページで専業主婦(主夫)への対応から見ていきます。

アコムの公式ホームページに「よくある質問」として、次のようなQ&Aがありました。

Q:主婦(夫)だとお金が借りられないの?

 

  •  A:主婦(夫)の方でもパートやアルバイトといった形で働いていれば、お申し込みいただけます。 配偶者の同意も必要ありません。

上記の質問ではパートやアルバイトへの回答となっていますが、派遣社員や契約社員といったように一定収入が見込めるのであれば主婦(夫)でも申込が可能ということです。

しかし、反対に考えるとパートアルバイトの収入もない専業主婦(主夫)の場合は、申込の対象外ということになります。

 

貸金業法の規制と専業主婦

このような対応はアコムだけではなく大手の消費者金融会社であれば、すべて同じ対応となっており、アコムをはじめ、専業主婦(主夫)に対して融資をおこなっていません。

その理由には、貸金業法による規制があります。

貸金業法では年収の1/3までという貸付の上限(総量規制)が定められています

総量規制の解説

そのため年収がない専業主婦(主夫)は貸付の上限はゼロとなるので、貸金業者は貸付をすることができません。

改正貸金業法が施行されるまで消費者金融は、専業主婦(主夫)に対してカードローンの発行をしていましたが、法改正後は基本的に申込対象外となっています。

アコムで配偶者貸付はできる?総量規制の例外と実情

ところが貸金業法では専業主婦(主夫)の貸付に関し、総量規制の例外を定めています。

総量規制の例外

専業主婦(主夫)は、総量規制の例外として、配偶者と合算して、(二人分の)借入れが(二人分の)年収の1/3まで借入れを行うことができます(配偶者貸付)が、以下の利用条件を満たしていたた場合のみ。

配偶者の同意書がある
配偶者との婚姻関係を証明する証明書がある
一定以上の金額の場合は配偶者の年収を証明する書類の提出がある

配偶者との婚姻関係を証明する書類には、住民票や戸籍謄本があります。

事実婚の場合は「夫(未届)」、「妻(未届)」と記載してある住民票が必要。

上記の通り専業主婦(主夫)が消費者金融でお金を借りる場合は、配偶者の同意を含めた複数書類の提出が必須です。

そのため配偶者に内緒で消費者金融を利用することは、現在は不可能であると言えます。

貸金業法では専業主婦(主夫)でも貸付可能な配偶者貸付が認められていますが、実際に消費者金融が取り扱っているかは別の問題です。

 

アコムでは配偶者貸付はできない

法律的には認められている配偶者貸付ですが、実際はアコムを含めたほとんどの大手消費者金融では配偶者貸付を取り扱っていません

その理由のひとつとしては提出書類の多さにあると思われます。

配偶者の承諾書、住民票や戸籍謄本、金額によってはさらに収入証明書も必要となります。

アコムはこれらの書類をチェックする手間と、専業主婦(主夫)が面倒な手続きをしてまで申し込みをする頻度との兼ね合いで専業主婦(主夫)の取扱はしないとしています。

取り扱う件数が少ないにも関わらず、必要な書類が多くチェックミスなどを起こす可能性が高いことから、商品を用意していないのかもしれません。

なお、配偶者貸付は大手消費者金融では取り扱っていませんが、中小の消費者金融では取り扱っている場合があります。

中小消費者金融業者は、大手では取り扱っていない申込も取り扱わなければ融資残高を増やすことができないという事情があるからなのかもしれません。

とはいえ、あまり社名も聞いたことがない中小の貸金業者を利用するのは不安だという場合は、銀行カードローンを利用するという方法があります。

続いては銀行カードローンでの、専業主婦(主夫)対応について詳しく見ていきます。

銀行カードローンなら専業主婦(主夫)は、パートなどをしていなくても大丈夫!

銀行カードローンは貸金業法ではなく銀行法で規制されているので、年収の1/3までの貸付限度はありません

大きく専業主婦(主夫)の申込を受け付けつているという記載はなくても、実際にはカードローン融資をおこなっている銀行は数多くあります。

ネット銀行なら専業主婦(主夫)でも、カードローンが可能!

メガバンクと呼ばれている銀行のカードローンでは、一部を除いて専業主婦(主夫)の取扱はしておらず、消費者金融と同じく基本的には本人に安定収入があることが申込条件となっています。

ところが楽天銀行、ジャパンネット銀行、イオン銀行、ソニー銀行といったインターネット銀行(ネット銀行)のカードローンでは、パートやアルバイトなどもしていない専業主婦(主夫)との取引もおこなっています。

ネット銀行のカードローンの特徴には以下のようなものがあります。

  • 上限金利でも年率13.8%~14.5%と消費者金融に比べて低め
  • 利用限度額は10万円~30万円程度
  • 配偶者が給与所得者なら、収入証明書の提出必要なし

限度額が通常のカードローンよりも低いですが、金利も抑えられているので専業主婦(主夫)は銀行カードローンを最初に検討してみるのがいいかもしれません。

また、ネット銀行だけでなく身近な金融機関では地方銀行のカードローンも専業主婦(主夫)の申込が可能なので、近くの地方銀行もチェックしてみましょう。

ほとんどの場合、配偶者の収入証明書類は必要ありませんが、個人事業主や自営業者ですと収入証明書類が必要となるカードローンもあるので、この点についてもチェックしておきたいところです。

銀行カードローンの必要書類と専業主婦(主夫)の審査は?

銀行カードローンは貸金業法の規制は受けません。
そのため、通常必要であると考えられがちな書類は提出することはありません。

  • 配偶者の住民票
  • 給与所得のある配偶者の承諾書
  • 配偶者の収入証明

申込に必要なのは運転免許証をはじめ、アコムが本人確認書類認定している公的機関発行の書類のみです。

楽天銀行スーパーローンでは専業主婦(主夫)も申込対象となる記載がありますが、専業主婦(主夫)だけに特別な書類であるというような記載はありません。

専業主婦(主夫)だと本人収入がないので、「ひょっとしたら配偶者の収入証明書の提出が必要なのでは?」と感じるかもしれませんが、そうした心配もなさそうです。

ただし会社員のように毎月収入がある人と専業主婦(主夫)では、申込可能な年齢に差があります。

収入のある人の場合は62歳までですが、専業主婦(主夫)は60歳までに制限されています。

年齢に加え、専業主婦(主夫)はカード利用枠上限が最高50万円に制限されているものの、その他の内容について違いはありません。

専業主婦(主夫)の審査

銀行ローンの審査は実質的には保証会社としてノンバンクが行い、最終的な判断をしています。

例えば楽天銀行の場合は信販会社のセディナが保証会社として審査をしています。

配偶者の年収を参考とする以外は、専業主婦(主夫)の審査も一般的な申込者と審査難易度はほとんど同じです。

審査基準は金利が低いほど高くなるので、消費者金融よりも低金利の銀行カードローンは一般的に審査基準が高くなります。

しかし、専業主婦(主夫)は上限が50万円のカードローン枠(楽天銀行の場合)となる上に、新規申込では10万円~30万円の範囲内でカードローンが発行されるので、特別なことがない限り審査に不安を覚える必要はありません。

ただし以下の場合は専業主婦(主夫)に限らず、銀行カードローンの審査を通過するのは難しいので気をつけましょう。

銀行カードローンの審査を通過しないケース

  • 個人信用情報機関に事故歴の記録がある
  • 他社利用で残高が多い
  • 未払いや延滞歴がある

 

上記の他に勤務年数が極端に短い場合や年収が少ない場合も却下となることはありますが、専業主婦(主夫)は年収も勤務先もないので問題ありません。

ただし配偶者の年収や勤務年数に問題があれば、却下される可能性はあります。

なお、一般的な審査では勤務先への在籍確認ための電話連絡が必須となりますが、専業主婦(主夫)の場合は配偶者の勤務先への在籍確認はおこなわれることはありません

まとめ

結論としてはアコムでは専業主婦(主夫)の申込はできません。

また、アコムに限らず大手消費者金融では専業主婦(主夫)への融資は取り扱っていません。

ただし、専業主婦(主夫)であってもアルバイトやパート、派遣社員といったように安定して収入を得られるのであれば、カードローンを利用することができます。

総量規制があるため、自分の収入に応じた額での利用上限となり、家計のバランスを見ながら利用することができるのではないでしょうか。

なお、アルバイトなどを一切していない専業主婦(主夫)であるなら、申込できるのは、一部の中小消費者金融業者やネットバンク、地方銀行のカードローンのみの利用となります。

自分自身の環境と希望に合わせて、どちらが最適かを選択してみるようにしてください。

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