消費者金融カードローン増額申請のタイミングと審査通過のポイント

更新日:2020/05/12
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消費者金融でお金を借りたのは良いものの、今の利用限度額では足りなくなってしまった・・・
こんな場合には増額審査を受けると、悩み解決の可能性が高くなります。

増額審査とは、利用限度額を今の契約内容以上へ増額するために行う、カードローンの既存顧客向け審査のことです。

さらに、増額審査で利用限度額がアップできれば、金利を引き下げられる可能性もあり、返済負担も軽くできるでしょう。

今回は消費者金融の増額審査の条件や受けるベストタイミング、メリットについて解説しています。

利用限度額に悩む人や、増額審査を受けるか迷う人もぜひ参考にしてください。

カードローンの増額申請が可能となる時期

カードローンの新規申込をしてローンカードが手元に届いても、すぐに増額申請はできません。

すぐ増額ができるのであれば、新規申込の審査で決定した利用金額は意味がないことになってしまうからです。

そのため、ほとんどの消費者金融は1年以上利用状況を把握してから、増額申請を受け付けています。

もちろん消費者金融によって違いはありますが、原則としてカードローン発行から1年間、増額申請はできないと考えておきましょう。

ただし、消費者金融によって半年以上経過すれば可能なケースや、カードローンを作ってから新年度を経由して年収が増加したといったケースでは1年以内に増額が可能な場合もあります。

1年以内でも増額が可能かどうかは申請前に消費者金融に確認してみましょう。

しかし、たとえ1年以上経過してもその間カードローンを全く利用していなければ、増額申請しても却下される可能性が高くなります。

それは増額の審査ではカードローンの利用実績が重要なポイントだからです。

ローンの増額は利用実績を積んでから

増額申請をする前にはきちんと借入返済の実績を積んでおくことが大切です。

なぜなら増額審査もカードローンの審査にあたるので、増額審査を成功させるための審査ポイントや条件で最も重要なのがカードローンの利用実績だからです。

審査に通過できる十分な条件を満たしていなければ限度額を上げてもらえないだけでなく、逆に限度額を下げられてしまう可能性もあります。

増額審査を成功させるためには、消費者金融に現在の限度額では足りないことを説得しなければなりません。

このとき、過去にカードローンの利用実績がないと利用枠不足に説得力を持たせられませんね。

利用者にカードローンを活用した実績があれば、消費者金融としても利用者の信用力を判断しやすくなるため、消費者金融も利用枠の増額に積極的になれるのです。

消費者金融には、よりたくさんのお金を顧客に貸し出して利息の利益を増やしたいという目的があります。

優良顧客の限度額を上げることは、消費者金融にとっても利用者にとってもWin-Winな取引なのです。

※参考:カードローンの限度額を増額するには?

利用者がカードローンを活用した実績があれば、消費者金融としても利用者の信用力を判断しやすくなるため、利用枠の増額に積極的になれます。

消費者金融には、よりたくさんのお金を顧客に貸し出して利息の利益を増やしたいという願望があります。

優良顧客の限度額を上げることは、消費者金融にとっても利用者にとってもWin-Winな取引なのです。

 

増額審査に通りやすい具体的な条件

増額を認めてもらうための前提条件が、カードローンの利用・返済実績を積むことです。

審査基準にも関係するので消費者金融によって違いがありますが、審査通過に必要とされる返済実績の期間は、基本的には6ヶ月以上と言われています。

また、利用金額に関しては少額利用を一括払いで繰り返すよりは、ほぼ利用枠いっぱいまで借り入れて毎月コンスタントに返済するほうが計画性の高さを立証できます。

高額融資を受けるためには、返済が複数回に渡ってもきちんと返済できる管理能力が不可欠だからです。

また、自分自身に限度枠を増額する意思はなくても、きちんとカードローンの返済実績を積んでいる場合、消費者金融側から電話や書類で増額を持ちかけられる「増額案内」を受けることがあります。

増額のご案内のイメージ

実はこの増額案内を受けたときこそ、絶好の増額チャンスなのです。

増額案内がきたら増額申請のベストタイミング

カードローンを利用して一定期間が経過すると、消費者金融から増額案内が届くことがあります。

消費者金融側が増額を持ちかけているため、増額案内が来たときは増額審査の成功率が高いタイミングだと認識しておきましょう。

なぜなら、増額案内は消費者金融が優良顧客と判断した利用者に対して送っているからです。

さらにカードローンの適用金利は、利用限度額が上がれば上がるほど、引き下げられます。

そのため利用限度額の増額に成功すれば、今よりも金利が下がる可能性が高いのです。

たとえ増額の必要性を感じていなくても、増額案内が届いたときには増額審査にチャレンジしてみましょう。

限度額が増額すれば金利は下がる

ただし、増額審査に通過しても限りなく利用金額を増額できるわけではありません。

次に、増額審査を受けるときにも知っておきたい「総量規制」について解説します。

消費者金融カードローンでは増額審査に成功したとしても、貸金業者(ノンバンク)から借りられるお金の上限はあなたの年収の1/3までにとどまってしまいます。

それは貸金業法の改正以降、年収の1/3までの貸付制限(総量規制)ができたため、それを超える借入はできなくなっているからです。

総量規制の解説

年収の1/3には他社のローン残高やカードローン利用枠、キャッシング枠も含まれますが、以下の融資残高は除外や例外として加算されません。
また、銀行カードローンなど金融機関からの借入もすべて総量規制の対象外となります。

◆総量規制にカウントされないローン

住宅ローン・自動車ローン
高額医療費のうち高額療養費制度で払い戻される金額
手形割引や有価証券担保などの担保ローン
配偶者の年収を含めて1/3までは可能
緊急な医療費や葬儀費用
個人事業主の借り入れ

総量規制の範囲内なら、カードローンの利用枠が増額できる可能性があります。

ところがほかからの借入などがない、または少なくても一気に収入の1/3までの増額はほぼできません。

次に、一回あたりの増額の範囲について、確認しておきましょう。

年収の1/3まで急に増額できるとは限らない

増額審査を受けたからといって、カードローンの初期限度額は、最低利用限度額から一気に年収の1/3まで限度額がアップするわけではありません。

消費者金融は、実績を確認しながら少しずつ限度額をアップするという考え方で貸金業を営んでいます。
カードローンの過剰融資は、過去に多重債務者を増加させた原因として政府から厳しい規制を受けました。

そのため、現在では利用実績が良好な利用者に対しても、極端な増額をすることはできません。

一回の増額審査で増やせる限度額は、10万円~30万円の範囲内と考えておきましょう。

増額審査で必要な提出書類

カードローンの申込では本人確認書類が必須で、申込金額によっては年収を証明する書類の提出も必要でした。

これに対して増額審査では本人確認書類は必要ありませんが、年収を証明する書類が必須となることが多くなります。

消費者金融にとっては、カードローンの利用金額が増えてリスクも高くなるのですから、返済の裏付けとなる年収を確認したいと考えるのは当然ですね。

カードローン増額の申請をする場合は、収入証明書を求められることを想定して準備しておきましょう。

ただし、新規申込をしたときよりも年収が下がっている場合は、増枠申請を見合わせることが必要です。

年収が下がっていれば増枠審査を通過する可能性も当然低くなるからですね。

反対に年収が上がっている場合は増額のチャンス。

たとえ、年収を証明する書類の提出を求められなかった場合でも、あえて提出することで審査通過の可能性を高めることができます。

年収が高くなっている場合は、以下の書類を準備して積極的に提出しましょう。

◆年収を証明する書類例

源泉徴収票の写し
給与明細書の写し
確定申告書写し
納税証明書
所得証明書

増額審査では過去の利用実績と他社利用が重要

カードローンの新規申込の審査では返済能力が最も重要視されます。

一方で増額審査の場合すでに初回審査で評価済みの返済能力より、実績が重要性されるのです。

また、増枠申請するカードローンの返済実績とともに、他社カードローンの利用実績や利用残高もチェックされることを覚悟しておかないといけません。

その理由は、カードローンの返済実績には、増額対象のカードローンだけでなく他社のカードローンやローンも含まれるから。

増額審査で最初にチェックされるのは、増額後の借入額が年収の1/3を超えないかという点です。
年収の1/3を超えた貸付は消費者金融にとって法律違反で罰則の対象になってしまうからですね。
そのため消費者金融はまず顧客の信用情報を照会して、他社残高延滞記録をチェックします。

増額審査で却下されるケースは、以下の通りです。

増額審査が否決となるケース

  • 増額後に年収の1/3を超える場合
  • 他社利用、自社利用に延滞記録がある場合

つまり年収の1/3の範囲内で延滞記録や未払いがなければ、増枠審査は通過する可能性が高いといえます。
新規申込の審査に比べて増額審査は評価項目が少ないので、審査時間はそれほどかかりません。

さらに、在籍確認がほとんどないことも、増額審査が早く終わる理由となっています。

在籍確認は増額審査では行われない

新規申込の審査で必ず行われる在籍確認は、増額審査ではほとんど行われません。
過去の利用実績に延滞履歴がなければ、初回審査時と同様、仕事をしていて安定収入があると判断されるからです。

極端に言えば消費者金融はきちんと利用者が返済さえできれば、勤務先がどこであっても問題ないと考えています。
そのため利用者の実績が良好ならば、増額審査で再度在籍確認を行わないのです。

ただし、これは裏を返せば過去に延滞履歴があれば増額審査時にあらためて在籍確認される可能性もあるということにもなります。
増額を申し込むカードローンや他社商品で長期延滞した経験がある方は、この点を頭に入れておきましょう。

また、カードローンの利用枠増額を、金利負担を減らす目的で希望する人もいますよね。

実は、既存のカードローンの利用枠を増額するよりも、他社へ新規の申込を行った方が金利面での負担が減らせる場合があります。

増額より他社への新規申込が有利なこともある

1枚のカードローンを増額して利用する以外に、別の金融機関に新規に申込、増額したい金額分を調達した方がよい場合もあります。

増額よりも、別の金融機関への新規申込を選ぶメリットは以下です。

  1. 無金利サービスが活用できる
  2. 2枚目は審査を通過しやすい

メリット(1)無金利サービスが活用できる

大手消費者金融のプロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)アコムには、新規利用者に対する30日間の無利息サービスがあります。

現在利用中のカードローンを増額したとしても、大幅な金利引き下げが期待できない場合がほとんどです。

その際は、無金利サービスが利用できる消費者金融への新規申込が、返済の利息軽減に有効となるでしょう。

ただしカードローンの枚数が増えると、その分リボ払いの返済管理が困難になります。
一度に利用するカードローンは2枚程度に抑えましょう。

なお、無利息サービスを利用する目的で他社に新規申込をする場合は、単発利用であればなるべく一括返済を心掛けて利息削減に努めてください。
無利息期間を超えて利用した場合、2枚のカードローン利用は単純に2倍の利息負担となるからです。

メリット(2)2枚目は審査を通過しやすい

一般に2枚目のカードローン審査は、1枚目のカードローン審査より通りやすいと言われています。
なぜなら、既存のカードローンの返済実績が個人信用情報機関に記録されているからです。

そのため、最初のカードローンよりも2枚目のカードローンのほうが高額の利用限度額で契約することが可能です。

もちろん利用できるのは年収の1/3の範囲内ですが、もし2枚目のカードの利用限度額が大きければ、既存のカードローンを一括して解約することもできます。

限度額が大きい方のカードローンを残して実績を積み重ねれば、今以上の借入限度額まで増額できる可能性が高まるからです。

金利負担を軽くするために新規の申込を行った場合は、できるだけカードローンをひとつにまとめて利用するのが賢いと言えます。

まとめ

この記事では以下の点についてお伝えしました。

カードローンの増額申請が可能となる時期
ローンの増額は利用実績を積んでから
増額審査に通りやすい具体的な条件
増額案内がきたら増額申請のベストタイミング
増額審査で必要な提出書類
増額審査では過去の利用実績と他社利用が重要
在籍確認は増額審査では行われない
増額より他社への新規申込が有利なこともある

上記の内容をしっかりと理解して実行すれば、増額審査の通貨は難しくありまえんよ。

特に利用実績を作るという点は重要なので、しっかりと実績を積み上げてから増額審査の申請をしましょう。

また、増額だけにこだわるのではなく、時にはカードローンの追加も視野に入れて対応することも重要です。

この記事があなたのカードローンの増額に役立てばうれしいです。

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