【必見!】マイカーローン審査通過のポイント
今日では公共交通機関が便利になったこともあり、世間では「若者の車離れ」という言葉もよく耳にします。
でも、まだまだ自分の車を持ちたいという方は世代を問わず沢山いらっしゃることでしょう。
住宅購入ほどではありませんが、車の購入(特に新車の場合)にもまとまったお金が必要となります。
しかし、車の購入資金をスグに用意できなくても目的別ローンのひとつ「マイカーローン」を活用して分割払いにするという方法があるんです。
ただし、マイカーローンは誰もが使えるものではなく、審査通過することが条件となります。
この記事ではマイカーローンの審査ポイントや選ぶ際の注意点について解説していきます。
マイカーローンの魅力~マイカーの買い方~
自分の車があれば移動距離が広がり、「あそこに行ってみたい!」とワクワクした気持ちにもなりますよね。
でも自動車購入はマイホームを除き、人生で非常に大きなお買い物。
コツコツと購入資金を貯め、キャッシュで購入することもできますが、中にはそれを待っていられない、という人もいるでしょう。
こんな時におすすめなのが「マイカーローン」です。
「ローン」というと、借金ということでマイナスのイメージを持たれる方も多いかもしれません。
だからといってローンを組まないと、お金を貯めるまでにかなり時間がかかってしまうことも…。
「ローン」を組まない場合と比較すると、「ローン」を組むことによって早く自分の車を入手することができます。
その結果、現金を貯めるまでにかかるはずの「時間」を余分に得られることになります。
時間を得られれば、大切な人と一緒に遠くまでお出掛けができる移動範囲の「可能性」が広がりますね。
マイカーローンの審査で見られること
「審査で何を見られるのか」というと、「当初の約束(契約)通りに返済の支払いができるのか」です。
別の言葉で言えば、「ローン提供者の定める保証会社の保証が得られるだけの要件を満たした人」になります。
なぜかと言いますと、現行の民法の制度には「ない袖は振れない」*という考え方があり、お金のなくなった人からさらに取り立てるということはできなくなっています。
*お金が無いから支払えない
さらに「生活資金」も取り立ててはならないことになっています。
マイカーローンは、簡単に言えばローン業者が当初マイカーの購入資金を立て替え、その後利用者は金利を付けたうえで分割返済していくシステムです。
また借金でどうしようもなくなった人のためには「自己破産」をはじめ、さまざまな救済方法が用意されています。
これはお金を貸す側からすれば「事情が悪化したら返済してもらえなくなる」ということです。
ただし、当たり前ですが将来のことはだれにもわかりません。
ですから、審査の際には「過去」と「現在」を見ます。
具体的には、次のポイントが重要です。
過去に金融事故を起こしていないか
過去に自己破産、個人再生、任意整理、返済の延滞などがないかを調べられています。
なおこれまで「信用情報(借入、返済実績)」が一切ない状態を「スーパーホワイト」と言います。
一定以上の年齢でスーパーホワイトである場合には、逆に返済能力不明ということでネガティブにみられる可能性が高いです。
他にローン(借金)を組んでいないか
他の組んでいるローンはどれくらいの借入額(融資額)など、他社の借入先の情報も「個人信用情報機関」に問い合わせればわかります。
また、他社にも自動車ローンを申し込んでいないかも考慮されます。
継続して安定した収入があるか
定職についているか、正社員かどうか、勤続年数は十分か、など安定収入の有無を審査されています。
すべてのローンに共通して安定した収入は、返済能力を審査する重要な項目となるからです。
(連帯)保証人の信用力
保証人も申込者と同様のポイントを審査されることになり、万が一の時に代わりに返済してもらえる力があるかどうかを調べられます。
ただし、具体的にどんな職業で年収〇〇万円以上なら、絶対に審査に通るのか、ということは必ずしも言えません。
チェックする項目は大体どの業者でも一緒ですが、審査基準には業者によって多少の幅があります。
ある業者では審査に通っても、別の業者では希望通りにならず審査落ちになるということもあり得るのです。
マイカーローンの申込に必要となる書類
マイカーローンに申し込むためには、まず自動車販売店(ディーラー)で購入予定の自動車の情報を集めたうえで、マイカーローンを提供している金融機関を選びます。
マイカーローンの申込手続きの際には、審査を適切に行うためにも次の書類の提出が必要になります。
- (申込者、及び連帯保証人の)本人確認書類
※運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど - (申込者、及び連帯保証人の)年収確認書類
※源泉徴収票(サラリーマン)、確定申告書、納税証明書(自営業者) - 資金使途確認書類
(マイカー購入という使用目的など)
※マイカーの見積書、契約書、注文書など
なお、当たり前ですが、虚偽の内容を伝えた場合には、確実に審査落ちとなります。
ですから、マイカーの金額などは必ず正確なものを伝えましょう。
勤務実績のない学生や新卒の審査
結論からいって、学生の方がマイカーローンの審査に通ることは難しいですが、状況により不可能ではありません。
ただしいくつか条件はあります。
マイカーローンは継続安定した収入のある人のためのものです。
クレジット会社が見ているのは「契約通りに安定して返済してくれるのか」であって、「マイカーの必要性」や「マイカーの使用目的」ではありません。
この点を踏まえて学生や新卒の方について考察してみましょう。
学生の場合
人によっては次のような場合があるでしょう。
まず、アルバイトですがどうしてもマイカーローンの審査ではアルバイト(非正規雇用)は、正社員(正規雇用)に劣るものだと判断されます。
それはアルバイトが社会的に劣っているという意味ではなく、安定収入という点で劣るという意味です。
つまりクレジット会社はアルバイトが継続安定した収入が見込める可能性が低く、ある日突然収入が途絶える可能性もあると判断しているのです。
また、奨学金ですが、これはいうなれば「借金」の一種です。
※ただし、給付型の奨学金は除きます。
ですから、他にローンを組んでいるということになりマイカーローンの審査においては明らかにマイナスです。
最後の親から仕送りをもらっているということですが、これについてはマイナスに判断されることはないでしょう。
むしろ収入源があるということでプラスに見られる可能性もあります。
また、親が(連帯)保証人ということになれば、信用性がアップし審査に通る可能性が出てきます。
新卒の場合
新卒の方は確かに勤務実績がありませんが、今後勤務実績を積んでいくことが強く期待できますよね。
そのため、3か月以上の勤務実績があり、過去3か月分の給与明細を証拠として提出できるなどの条件を満たす必要があります。
そうすることで継続安定した収入があると推測してもらえる可能性が高くなるのです。
もちろん勤務先によって、収入や安定感は異なりますから一概には言えませんが、学生よりも新卒の方が審査に通る可能性は十分にあるといえます。
特に新卒の方は何かとマイカーが必要になる頃ですから、ネット上などで提供されている仮審査サービスなどを通じて自分に可能性があるのか、ということは確かめてみる価値はあります。
あなたがマイカーローン審査に通らない理由
マイカーローン審査で見られるのは、あくまで「確実に完済することが期待できるか」ということであって、それ以上でも以下でもありません。
マイカーローンの審査に通らないということは、クレジット会社から「あなたは、途中で返済できなくなる恐れが高い」と言われているにほかなりません。
マイカーローンの審査基準は上でご紹介した通りですが、具体的に審査落ちとなってしまうケースとしては次のようなものがあります。
- 過去に金融事故の履歴あり
- 他社ローンの借入残高が高額
- 安定した収入が見込めない
- 他のローンに複数申し込んでいる
- 申込内容に虚偽の記載がある
信用情報について、クレジット会社は「個人信用情報機関」に問い合わせることができ、他社での借入状況や申込状況もわかります。
また、年収に占める年間の返済額の割合を「返済負担比率」と言います。
この負担比率が30%を超えてくると要注意であり、40%以上だと非常に危ないといえます。
あとはどれだけ安定した収入が見込めるかですが、非正規雇用などの場合は雇用形態が正社員の方に比べるとどうしても評価は落ちてしまいます。
もし上記の項目に一つでも心当たりがある場合には、マイカーローンには通らないものと考えておくことが賢明です。
もちろん、ローンを組まなくても現金(キャッシュ)でマイカーを購入することは何も問題はありません。
マイカーローンが厳しい場合は、貯蓄や投資などを行って資産を増やしてマイカーを購入することをおすすめします。
審査の甘いマイカーローンの有無
マイカーローンの審査基準は基本的に非公開となっています。
ですから「こういう条件なら絶対に受かる」というものはないのですが、一方でクレジット会社によって審査基準が異なるのは事実です。
一般にいわゆる「サラ金」つまり消費者金融の審査は、銀行系の審査と比較して緩いと言われていますが、その分金利は高額になっています。
低金利でマイカーローンの融資を受けたい場合には、その分、確実な返済能力が求められますから、厳しい審査に通らなくてはなりません。
まとめ
マイカーローンを利用することで、マイカーをいち早く入手することができ、人生の可能性に幅を持たせることが可能です。
ただ、そのためにはクレジット会社に対して「自分は継続安定した収入があり、確実に返済できる」ということを示さなくてはなりません。
それが困難である人の場合や、過去にそう思われても仕方のない事実がある人の場合には、中古車で妥協したり、貯蓄・投資を始めるなど、現金(キャッシュ)での購入を検討しましょう。