アコムの金利は高い?計算方法と引き下げ方法

更新日:2020/04/10
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消費者金融最大手のアコム。広告の露出も多く人気なだけあって、初めての借入先候補に真っ先にアコムを挙げる人も多いようです。

しかし、情報を集めようとネットで調べてみると、「昔、アコムは違法な金利で貸付をしていたらしい」とのうわさが。

マイナスの情報は不安をあおりますが、金利が高かったのは過去の話です。

アコムをはじめ、大手消費者金融はいずれも法律に則った営業しているため、「金利が異常に高いのでは?」と心配する必要はありません。

それでも多くの金融機関があれば、その中でアコムの金利が高いのでは?と気になりますよね。

まずはアコムの金利を知って、利息や返済金額を自分で計算してみましょう。

返済金額の計算方法がわかれば、金利で得をするポイントが見えてきます。

利息を下げる工夫を身につければ、賢く損のない返済計画が立てられるようになります。

利息が高すぎる?過去にあったグレーゾーン金利

アコムをはじめ、消費者金融と聞くと、かなり高額な利息がつくのではと不安を覚える方がいらっしゃいます。

テレビCMや街頭のポスターで「過払い金請求」という言葉を度々耳にしますが、大手消費者金融で異常に高い金利というのは2010年以前、過去の話と思ってよいでしょう。

貸金の利息には「利息制限法」と「出資法」の2つの法律があります。

利息制限法では、借入額に応じた上限金利が定められています。

<利息制限法で定められている上限金利>
元本の額が10万円未満  年率20%
元本の額が10万円以上100万円未満 年率18.0%
元本の額が100万円以上 年率15%

一方、出資法では、過去に上限金利が29.2%とされている時期があり、違反すると罰則の対象となりました。

消費者金融会社は2つの法律を都合のいいように解釈し、利息制限法に違反しても出資法では罰則を受けない15~29.2%の金利、いわゆるグレーゾーン金利で貸付を行っていたのです。

しかし、2010年の改正貸金業法で出資法の上限金利が20%に引き下げられたことで、消費者金融はグレーゾーン金利での貸付ができなくなりました。

現在、違法な業者を除けばカードローンで金利が20%を超えることはなく、これからお金を借りる人は安心して利用できると言ってよいでしょう。

アコムの金利は高いの?他社との比較

利用者数を右肩上がりにのばす大手消費者金融のアコムですが、気になるのが金利です。

アコムの金利は他の金融機関に比べて高いのか比較してみましょう。

金融機関 実質年率 最高借入限度額
アコム 3.0~18.0% 800万円
アイフル 4.5~18.0% 500万円
プロミス 4.5~17.8% 500万円
SMBCモビット 3.0~18.0% 800万円
楽天銀行カードローン 1.9~14.5% 800万円

アコム、アイフル、プロミス、SMBCモビットと、大手消費者金融4社を比較すると、プロミスの上限金利が17.8%とわずかに低金利ですが、各社ほとんど違いはありません。

アコムは銀行カードローンと比較すれば高金利ではありますが、消費者金融の中では他社と同等で金利が高いということはありません。

利息制限法によって、消費者金融で100万円未満の借入をすると、ほとんどの場合金利は18.0%程度となります。

借入額が100万円以上の場合には、金利は15%以下に設定されます。

下限金利(アコムでは3.0%)が適用となるのは、最高利用限度額(アコムでは800万円)を借りた場合等ですが、最高利用限度額を借りられる人はほとんどおらず、稀なケースと言えます。

消費者金融での借入は、総量規制により年収の3分の1までと決まっているため、800万円借りるには年収が2,400万円以上必要ということになるのです。

アコムのWEBサイトで公開されている「貸付金利別口座数構成」を見ても、利用者の約7割が15~18.0%の金利でお金を借りていることがわかります。

アコム 貸付金利別口座数構成

実質年率 口座数の割合
20.0%超 0%
18.0%超~20.0%以下
15.0%超~18.0%以下 48.1%
10.0%超~15.0%以下 46.5%
10.0%以下 5.4%

※2019年12月 アコムHP内データブックより

お金を借りるとなると、金利に目がいきがちですが、それよりも気にするべき点は利息総額や返済総額がいくらになるかです。

金利が18.0%と聞いても返済額がイメージしづらいのは、同じ金利でも借入額や返済期間、返済金額は人によって異なり、返済総額も人それぞれに違いが出てくるため。

しかも金利が各社同等となれば、いかに利息額をおさえるか、返済総額を少なくするかが、カードローンをお得に利用するポイントとなるのです。

利息を計算しよう

金利とは、一般的に実質年率のこと。

年率18.0%の場合、1年間で借入額に対して18.0%の利息を支払うことになります。

月々の返済額には、1年間の利息が日割り計算して加えられているのです。

利息の計算方法(アコムWEBサイトより)

借入残高×借入利率÷365(366)日×ご利用日数=利息

年率18.0%、借入残高1万円、30日で返済する場合の利息は

1万円×0.18÷365日×30日=147円

年率18.0%、借入残高10万円、30日で返済する場合の利息は

10万円×0.18÷365日×30日=1,479円

利息は、借入額、金利、利用日数がわかって、初めて計算することができます。

同じ金利でも、借入額や利用日数が変われば、当然利息も変動しますので、金利が低いからと言ってお得(もしくは損)と思い込むのではなく、完済までにどれだけのお金が必要になるかを慎重に計算しなくてはなりません。

アコムでの借入、月々の返済金額はいくら?

返済を滞りなく行うためには、月々の返済金額を身の丈に合ったものにすることが大切です。

一方で、返済金額があまりに少ないと、完済までに時間がかかり多くの利息を払うことになり兼ねません。

アコムの返済方式は、元利定率リボルビング方式と言って、借入金額に一定の割合をかけた金額が最低返済額(最少返済額)となります(千円未満は切り上げて千円単位の支払いになります)。

利用者は、月々最低返済額以上の金額をアコムに支払うことになります。

途中で追加借入しない限り、最低返済額は完済するまで変わりません。

アコムの借入額による最低返済額は以下の通りです。

借入額10万円の場合

借入限度額 一定の割合 借入額10万円
×
一定の割合
最低返済額
10万円 4.2% 4,200円 5,000円
20万円 4.2% 4,200円 5,000円
30万円 3.0% 3,000円 3,000円
40万円 3.0% 3,000円 3,000円
50万円 3.0% 3,000円 3,000円

契約額が30万円超えであれば、一定の割合は3.0%以上となります。

一定の割合が3.0%であれば、借入額10万円であっても3.0%なので月々3,000円~の返済負担となります。

カードローンでは、残高スライド元利定額返済方式をとる金融機関も少なくありません。

借入残高によってその都度最低返済額が決まる方法で、借入残高が減るにつれ月々の返済額を減らすことができるのです。

アコムは借入残高が減っても返済額が変わらないため、残高スライド元利定額方式の他社に比べると、常に最低返済額は高めと言えます。

最低返済額が高いと月々の負担は大きくなりますが、その分元金を着実に減らし、利息合計額をおさえられるため、結果的に得をします。

さらに利息をおさえたい場合は、返済時はなるべく最低返済額以上の金額を支払う、もしくは返済期日以外にも追加の返済を行うことで、元金を早く減らすことが可能です。

アコムのWEBサイトには、「毎月の返済額がいくらになるか?」「月々で考える返済額では返済回数がどのくらいになるか?」の目安がわかる返済シミュレーションがありますので、ぜひ試してみましょう。

返済期日の違いで利息が得になる

アコムには、2種類の返済期日があります。

ひとつ目は35日毎の返済。返済期日と返済期日の間が35日以内であれば、いつ返済を行ってもいいというものです。

ふたつ目は、毎月指定期日の返済。ただし、返済期日より15日以上前に返済すると前月分の追加入金とみなされるため、注意しなくてはなりません。

利息は利用日数が短いほど少なくなります。

35日と1か月では、そう変わらないように思えますが、返済期間が長期になれば利息にも開きが出てきます。

毎月指定日に返済する方が返済のペースが早い分、利息をおさえることができるというわけです。

返済が遅れたら遅延損害金が請求される

アコムでは、万が一返済が遅れてしまった場合、遅延損害金を請求されます。

遅延した日数分、年率20%の支払いをしなくてはなりませんので、延滞が長引くほど支払い額が増えていってしまいます。

遅延損害金=借入残高×遅延損害金の利率(20%)÷365×遅延日数

延滞するとお得に利用するための努力が台無しになりますので、返済日までにきちんと支払いを行いましょう。

またアコムの返済には、ATMや自動契約機のほかに、インターネット返済という利便性の高い方法もあります。

インターネットからの手続きだけで、利用者の銀行口座からアコムへ返済ができるシステムです。

土日祝日、24時間いつでも手続きができるため、ATMに行く暇がない人も助かります。

インターネット返済は、「明日の返済期日を忘れていた!」というときの延滞を防ぐのにも一役買ってくれるのではないでしょうか。

無利息サービスなら金利を気にせず借入できる

アコムには、大手消費者金融ならではの、無利息期間サービスがあります。

初回利用、返済期日「35日毎」での契約者という利用条件がありますが、30日間無利息で借入ができるため、利用しない手はありません。

注意が必要なのは、借入日から30日間ではなく、契約日の翌日から30日間という点です。

契約の翌日すぐに借入すれば、無利息期間を最大限に利用することができます。

30日で返済しなかった場合は31日目から通常の利息がかかりますが、高額な借入なら最初の30日が無利息になるだけでも十分お得と言えるでしょう。

金利を下げる方法はあるの?

カードローンの利用が初めての人は金利が高く設定される傾向があり、そうでなくてもほとんどの利用者が約18.0%の金利でお金を借りています。

金利は一度設定されても、返済実績をつくれば途中で下げられる場合があります。

最低でも半年以上きちんと返済し、金融機関側が利用者を返済能力に問題がなく優良顧客と判断すれば金利が下がる可能性があるのです。

カードローンの利用者に対し、担当者からの電話やATMの画面等で、金利を下げるのでもう少し借入しませんか?という声がかかります。

また別の方法として、銀行で借り換えローンを申し込み、契約できれば、金利を下げることが可能です。

消費者金融よりも低金利な銀行カードローンの審査に通って借り換えができれば、利息は大きくおさえることができます。

まとめ

消費者金融の金利は銀行カードローンに比べると高金利ですが、無利息サービスや即日融資等、充実したサービスで多くの人気を集めています。

大手消費者金融の金利は各社同等で、アコムが高いということはありません。

同じ消費者金融で借入するのであれば、金利を気にするのではなく、いかに利息をおさえ、返済負担を軽くするかがポイントになります。

利息をおさえるために有効な返済方法は以下の4つ。

  • 返済期間を短くする
  • 毎月指定期日に返済する
  • 余裕があるときは指定期日以外に追加返済をする
  • 返済は最低返済額よりもなるべく多く返済する

目先の返済負担にとらわれて最低返済額を長期間支払っていては、完済までの道のりが長くなってしまいます。

無理のない範囲でできることを見つけ、利息をおさえる工夫をしましょう。

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